新開発のヘッドホンアンプ搭載で、高音質化を実現

 シュアから、Bluetoothレシーバーの第2弾となる「RMCE-BT2」が10月26日に発売される。価格は¥18,800(税別)。

画像: Bluetoothレシーバー「RMCE-BT2」

Bluetoothレシーバー「RMCE-BT2」

 RMCE-BT2は、同社イヤホンのSEシリーズ向けのBluetoothレシーバー。昨年発売の「RMCE-BT1」の上位モデルであり、形状は左右のつながった首掛けタイプというのは継承。おそらくバッテリーを内蔵するクリップ部分が新設された。イヤホン側のプラグにはMMCXを採用しているので、ワンタッチで先述のSEシリーズと組み合わせて、有線タイプのイヤホンをワイヤレス化できるアクセサリーだ。

 今回、RMCE-BT2の開発にあたっては、「ワイヤレス再生での音質を決定する要素」について再吟味を行ない、結果、音質に大きな役割を果たすアンプ部に着目。従来は、Bluetoothチップに一体化されたアンプモジュールを使っていたが、本機ではそれをパスし、新たにシュアが設計を行なったヘッドホンアンプを別に搭載することで、高音質化を図った。

画像: ワイヤレスの音質に関する項目を自動車に例えて、の図。肝はアンプ=エンジンが大事、という結論

ワイヤレスの音質に関する項目を自動車に例えて、の図。肝はアンプ=エンジンが大事、という結論

画像: 「RMCE-BT2」の回路の模式図。下の右端にあるのが、今回新搭載されたヘッドホンアンプ

「RMCE-BT2」の回路の模式図。下の右端にあるのが、今回新搭載されたヘッドホンアンプ

 製品発表に合わせて来日した、シュア本社の開発担当者ショーン・サリバン氏は、「新開発アンプの搭載で、SE846やSE535のパフォーマンスを最大限発揮できる性能を持たせることができた」と、会見では自信たっぷりのコメントしていた。

画像: 発表に合わせて来日した開発担当者のショーン・サリバン氏

発表に合わせて来日した開発担当者のショーン・サリバン氏

画像: 同じく開発担当のトーマス・バンクス氏

同じく開発担当のトーマス・バンクス氏

 なお、今回搭載のアンプは、現行品でもあるDAC/アンプ内蔵のリケーブル「RMCE-LTG」、「RMCE-USB」とは異なり、RMCE-BT2が搭載するBluetoothチップのDAC部分とのマッチングをはかるチューニングが施されているという。

 スペックについては、通信方式はBluetooth5.0、対応コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX Low Latency、連続再生時間は約10時間(15分の充電で約1.5時間使えるクイックチャージ対応)となる。

 ヘッドホンアンプ部分については、全高調波歪+ノイズ:0.02%(aptX HD接続時)、周波数特性10Hz~22kHz。

画像: 「RMCE-BT2」の仕様

「RMCE-BT2」の仕様

画像: ▲開発担当のショーン(右)とトーマス

▲開発担当のショーン(右)とトーマス

画像: リモコン部分の「○」を長押しするとペアリングモードになる。製品名は「Shure BT2」と表示される。サウンドは、まずS/Nが良く、中でもボーカル帯域の充実度が増した印象。さらに高域の再現性についてもクリアに楽しめるようになっていた

リモコン部分の「○」を長押しするとペアリングモードになる。製品名は「Shure BT2」と表示される。サウンドは、まずS/Nが良く、中でもボーカル帯域の充実度が増した印象。さらに高域の再現性についてもクリアに楽しめるようになっていた

画像: リモコン部分。今回、アンプを別搭載したことで消費電力は増えたが、バッテリー容量を多くすることで、BT1よりも再生時間を延ばしている

リモコン部分。今回、アンプを別搭載したことで消費電力は増えたが、バッテリー容量を多くすることで、BT1よりも再生時間を延ばしている

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