設置性や可搬性に優れた7シリーズのパワーアンプ内蔵版

 ヒビノは、JBL PROFESSIONALのパワード・スタジオモニター「705P Powered」、「708P Powered」を8月24日より発売する。価格はオープン。

 705P Powered、および708P Poweredは、同社7シリーズのスタジオモニターにアンプを内蔵した、業務用途向けのパワードスピーカー。設置や持ち運びが簡単にできるように、ボディをコンパクトにまとめているのが特徴だ。

画像: JBL PROFESSIONALのパワード・スタジオモニター「705P Powered」(右)、「708P Powered」(左)。250W×2のパワーアンプを内蔵する。8月24日発売

JBL PROFESSIONALのパワード・スタジオモニター「705P Powered」(右)、「708P Powered」(左)。250W×2のパワーアンプを内蔵する。8月24日発売

 構成は2ウェイで、低域用のドライバーに705Pは5インチ(127mm、725G)、708Pは8インチ(203mm、728G)を採用している(705P、708PのPassiveタイプと同等)。

 パワーアンプは、本製品のために新開発したクラスD品を搭載し、それを高域・低域それぞれ250Wでバイアンプ駆動し、最大音圧レベルは107dB SPL(705P)、114dB SPL(708P)を実現している。

 一方、高域を受け持つのは1インチ環状ポリマー製ダイヤフラムを搭載したコンプレッション・ドライバー(2409H)であり、軽量で応答性も高く、36kHzという高域まで滑らかな特性を獲得している。

 開口部については、高域ドライバー部は、同社フラッグシップスタジオモニター「M2」と同様のイメージコントロールウェーブガイドによって、音像や音場を正確に再現する特性を持たせているという。

 低域ドライバーについては、本体下部にバスレフポートを(前面に)配置し、開口部の両側に丸みを持たせたスリップストリーム設計を施すことで、空気の流れをスムーズにし、クリアーで量感のある低音を再生すると謳っている。

 アンプ部にはDSPも内蔵しており、設置状態や環境に合わせてEQ(8バンド)やディレイをかけることも可能だ。ディレイについては、スピーカー間のタイムアライメントを補正する「SPEAKERディレイ」と、映像とのズレを補正する「FRAMEディレイ」の2種類を用意している。加えて、ハイ/ローパスフィルターも装備するなど、業務機らしいユーザビリティも充分に考慮されている。

 接続端子は、アナログ音声入力(XLR)に加えて、デジタル音声入力(AES/EBU)も搭載し、デジタル入力のスルーアウト(AES/EBU)も可能。なお、デジタル入力については、サンプリングレート・コンバーター機能もあり、44.1/48/88.2/96/176.4/192kHzの各種サンプリングレートの信号入力に対応する。

705P Poweredの主なスペック
・再生周波数帯域    39Hz~36kHz
・ドライバー構成    LF:725G(5インチ)
            HF:2409H(1インチ)
・クロスオーバー周波数 1,750Hz
・パワーアンプ     250W×2
・電源         AC100V、50/60Hz
・消費電力       50W
・寸法/質量      W152×H269×D273mm/5.5kg

708P Powered主なスペック
・再生周波数帯域    35Hz~36kHz
・ドライバー構成    LF:728G(8インチ)
            HF:2409H(1インチ)
・クロスオーバー周波数 1,700Hz
・パワーアンプ     250W×2
・電源         AC100V、50/60Hz
・消費電力       65W
・寸法/質量      W252×H442×D313mm/15kg

This article is a sponsored article by
''.