DACチップは上位機と同じESS製「ES9016K2M」を搭載

 マランツから、ネットワークオーディオプレーヤーの新製品「NA6006」が発表された。発売は8月上旬、価格は¥75,000(税別)。

画像: DACチップは上位機と同じESS製「ES9016K2M」を搭載

 本機は2015年に発売されたネットワークオーディオプレーヤー「NA6005」の後継機で、昨年登場したネットワークCDプレーヤー「ND8006」からディスク再生機能を省略し、ネットワークオーディオ再生に特化した兄弟モデルとなる。

 ネットワーク回路は上位機同様に「HEOS」テクノロジー搭載のオリジナルネットワークモジュールを採用。高い安定性と優れた操作性を両立したという。また、HEOSテクノロジーに対応したことで、Amazon MusicやAWA、Spotify、SoundCloudなどの音楽ストリーミングサービスを楽しめるようになった。さらに、iOS11.4で追加された「AirPlay 2」にも対応。Apple Musicや対応機器によるマルチルーム再生をサポートした。

 DACチップは従来機のシーラスロジック製「CS4398」から、ND8006と同じESSテクノロジー製の「ES9016K2M」に変更。デジタルフィルターはDAC内蔵のものではなく、同社独自アルゴリズムによる「MMDF」(Marantz Musical Digital Filtering)を組み合わせた。フィルターの特性は最上位SACD/CDプレーヤー「SA-10」のディスクリートDACで使われた内容を踏襲しており、キレ味鋭い「フィルター1」とアナログ的で柔らかい「フィルター2」の2種類を切替えられる。

 再生できるファイルはネットワーク経由、USBストレージともDSD 5.6MHz、PCM 162kHz/24bitまで。なお、従来機ではUSB端子に接続できるストレージがUSBメモリーのみだったが、本機ではHDDからの再生にも対応した。

 アナログ回路はNA8005同様の独自アンプモジュール、HDAM/HDAM-SA2搭載フルディスクリート回路を採用する。本機では、さらにサウンドマネージャーと音質担当エンジニアが試作と試聴を繰り返し、音質対策パーツを厳選しているという。

 入力端子は光デジタルと前述のHDD対応USB A端子が1系統ずつ、出力端子はRCAが2系統(ボリューム固定と可変が1系統ずつ)、ヘッドホン(6.3mm標準ホーン)、光デジタルがそれぞれ1系統となる。外形寸法/質量はW440×H106×D371mm/6.6kg。

画像: 背面パネル。アナログ出力(RCA)は、ボリュウム可変と固定の2系統を搭載する

背面パネル。アナログ出力(RCA)は、ボリュウム可変と固定の2系統を搭載する

画像: 右側がHDAM/HDAM-SA2搭載フルディスクリートアナログ回路。音質を高めるべく、試作と試聴を重ねてパーツを厳選したという

右側がHDAM/HDAM-SA2搭載フルディスクリートアナログ回路。音質を高めるべく、試作と試聴を重ねてパーツを厳選したという

付属リモコン

マランツ
http://www.marantz.jp/jp/pages/home.aspx

同上:ネットワークオーディオプレーヤー
http://www.marantz.jp/jp/Products/Pages/ProductListing.aspx?CatId=HiFi&SubCatId=NetworkAudioPlayer

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